今日はドイツの歴史の期末テストだった。まぁ~基本的に歴史は大嫌いだった。こっちで授業を受けていても全然興味がわいてこなかった。ただ単に必修ということだったので取っていたぐらいだ。テストは70ページにもわたる資料を渡されその中から5つのトピックが出題されそのうちの2つを選んでちょっとした小論するテストだった。いちお何とかパスできる点数ぐらい取っていると祈りたい。あとは神のみぞ知る。
そのテストの後、このプログラムの最後の授業ということでドイツに関する映画を見ることになった。先週、みんなで採決した上で「Good bye レーニン」を観ることになっていた。この映画は知っていると思うけど日本でもビデオになってて一度俺も友達が良いって言っていたのでレンタルしたことがあった。しかし、そのときは映画の始めのところで寝てしまいその後再度見ようとは思わなかった映画である。
テスト終了後、すぐ映画の上映が始まった。この授業でいやというほどドイツに関して勉強してきたので前に見ようとしたときより興味があった。いろいろと、この授業を通してドイツの良い部分だけでなく暗い部分をすごい聞かされてきた。お陰でこの映画を違う視点で見ることができた。
クラスメイトと一緒に見ていた。すごく笑える所もたくさんあるんだけど何故かずっと見ていて心が締め付けられた。内容はフィクションだと思うんだけど基本的な歴史背景はすべて真実が述べられている。至るところで実際の映像が使われていた。
最後に映画を見終わった時には半べそをかいていた。結構涙もろいのですぐ泣くんだけど、今までこのような内容の映画で泣いた事はなかった。すごい感動した。これも歴史の授業を受けていなかったらこんな感情にはならなかったと思う。実際今日の学校の帰りに町を歩いていて思った。俺が生まれた頃はまだ東西分裂していた国とは思えないくらい平和だし、ドイツ人みんないい人ばっかだ。元西ドイツ領に住んでいるのもあるが、もう4ヶ月くらい住んでいて全くといっていいほど暗い歴史の爪あとを見ることはなかった。
この歴史大嫌いな俺がこの授業を通して歴史って面白いかもと少し思った。そう考えるとあの歴史の先生すごいのかもしれない。ありがとう先生☆もしビデオレンタルショップに行ってGood bye レーニンが借りられていなかったら是非見てみてください。